【住宅コラム】住宅ローンの審査項目と銀行の特徴｜不動産・一戸建て・マンション・土地ならハウスドゥ 吹田山田東

【住宅コラム】

住宅ローンの審査項目と銀行の特徴

住宅ローン審査が通過するかどうかは事前審査に出してみないとわかりません。年収が高く勤続年数があっても落ちてしまう人はいます。

住宅ローンの審査は主に年収、勤続年数、年齢、健康状態、不動産担保評価などで融資の可否を決めますが、銀行によって重視するポイントや審査で使う基準の数字が違います。

住宅ローン審査の基礎となるポイントや、銀行の特徴を説明いたします。

▼その１　銀行が重視する項目は！？

 ほぼすべての銀行がチェックする項目は下記の6項目です。

• 住宅ローン完済時年齢
• 健康状態
• 不動産の担保評価
• 年収
• 勤続年数
• 個人信用情報

 

■住宅ローン完済時年齢
ほとんどの銀行が79歳中に完済を条件としているため、79から年齢を引いた年数が借り入れ可能年数となります。35年を下回っている場合は、それにあわせ審査も厳しくなり借入可能額が減少する可能性があります。

■健康状態
銀行の住宅ローンは団体信用生命保険の加入が必須です。もし加入できないような持病をもっている場合は住宅金融支援機構のフラットであれば利用可能です。

■不動産の担保評価
まず耐震基準の内容を確認します。旧耐震基準（1981年6月以前）の場合、借入期間が短くなることが多いので審査基準が厳しくなります。戸建ての場合、建蔽率と容積率の超過や越境物の有無によって審査基準が厳しくなります。物件の条件は銀行によって差が大きいので難しい物件でも取り扱いができる銀行はあります。フラットは耐震基準が厳しいですが、適合証明書さえ取得できれば利用することが可能です。

■年収
銀行によって住宅ローンを利用できる年収のボーダーラインが設定されています。
借入可能額は年収の約8倍までとよく言われますが、どういった職業か、会社かで変わってきます。
また個人事業主の方の場合は、雑収入は換算できないため注意が必要です。さらに確定申告3期分の平均額でみられることが多く、税金対策で所得を下げている年があると借入可能額が下がってしまいます。

■勤続年数
勤続年数は1年以上が基準ですが、3か月あれば取り扱い可能な銀行はございます。
フラットの場合は1か月あれば大丈夫です。個人事業主の方は確定申告3期分の情報が必要となります。

■個人信用情報
過去の金融トラブル情報は5年間残ってしまうと言われております。自己破産に関しては10年間残ってしまいます。携帯電話やポケットWi-Fiの支払い遅延は意外と気にしていない人が多く独身時代にやってしまい忘れてしまっている方が思っている以上に多いです。
上記に該当する可能性がある場合は、信用情報登録機関に問合せし情報を開示してみましょう。
内容を把握することで数年後には購入できるといった前向きな計画を立てることができます。

 

▼その２　銀行の特徴

■ネットバンク
ネットバンクの特徴は金利が安いことです
金利ランキングの上位はすべてネットバンクと言ってもよいくらい安いです。審査面に関しては大手メガバンクより厳しいところが多く、ネットバンクによっては制限も多いので、取り扱いできない物件も多々あります。
ネットバンクは店舗がないところがほとんどですので、問合せ時は電話またはネット問合せとなり、対応に時間がかかってしまう場合が懸念点です。

■大手メガバンク
メガバンクの特徴は団信の保障が豊富なことです。
メガバンクの団信は幅広い補償内容になっていることが多く、もしもの時でも住宅ローン残高が0円となります。またどの地域でも窓口がある店舗があるので困ったことがある場合は相談しやすいこともメリットと言えます。

■地銀
地銀の特徴は審査に通りやすい、借入可能額を伸ばしやすい点です。
地銀の住宅ローン審査は、地銀グループの保証会社または全国保証株式会社で審査を行います。年収や勤続年数が銀行の基準に満たない場合でも、全国保証株式会社の審査だと基準が低くなるので審査に通過することができます。懸念点としては、地域に根付いているので店舗ごとに扱えるエリアが限られます。

■フラット(住宅金融公庫）
フラットの特徴は団信に入らなくてもよい点です。
フラットの固定金利は団信分の金利も入っての表示金利なので、団信に入らない場合は金利が少し下がります。また勤続年数の基準が低いため転職したての方でも借り入れが可能です。審査の特徴として物件の条件（主に耐震基準）を重要視しますので、旧耐震の建物は適合証明書を取得しなければ借入することはできません。

さいごに

 

 

 

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